なぜ超高齢社会の近未来型霊柩車が注目される?ストレッチミニバンのおくりぐるま

reikyu-sha
超高齢化社会の現在、誰であっても「終活」(人生の終わりのための活動)を一度は考えねばならないもの。

で、自分が将来息を引き取った際、葬祭式場から火葬場に移動するのに必ず乗らなければならないのが(遺体としてだが)需柩車だ。 

今回はこの霊柩車のなかでも ユニークなタイプのものを製造している会社を紹介していこう。

それが近未来型霊柩車「みちびき」シリーズ、アルファードEMU(エミュー)を阪売している有限公社TRG(本社・福岡県大野城市)だ。

葬祭関連業名以外はほとんど目にしたこともないのではないかと思う。

インパクト絶大な霊柩車

 
お伝えしたいのはベースとなったアルファードを最大限にストレッチしたその姿はインパクト絶大………。

それもそのはず、このアルファードEMU、全長は 6160㎜とベースのアルファード(全長で4885㎜)から1275㎜も延長されているのだ。

もとの乗車定員は7~8名だが、霊柩車であるため210 0㎜棺にも対応する棺台レールを備えており、乗車定員は5名までとなる。 

ついでに現在、霊霊柩車には「宮型」「洋型」「バス型」に「バン型」という4つの様式があるのだが、TRGでは洋型霊柩車を数多く手かけている。

宗教的装飾を施した棺室を設價した宮型霊柩車は、そのほとんどが新車で 2000万円以上もする高額車であり、その出で立ちが目立ちすぎることにことに加え、宗教や思想の多様化によって官型霊柩車が使われない場合も増えていることから、架装が比較的容易な洋型霊柩車の需要が最近では増えていると言う。

ちなみに、昭和天皇の「大喪の礼」の際ににも洋型霊柩車が使用されていた。

それはさておき、なぜアルファードをベースに霊柩車を作ったのだろうか。

そういった部分をTRG販売企肉室の植木氏に伺うと、「もともと当社は’65年からガレージタルガという社名でオープンカーやガルウイング車の製作をしていましたか、その技術を活かし’90年頃から洋型霊柩車の製作を開始し、’01年から分社してTRGとなり正式に霊柩車のデザインや販売などを手がけるようになったんです。

ベース車の人気が高いアルファードドEMUは’11年4月から販売開始していますが、おかげさまでご好評をいただいてます。」 

TRGの手掛ける霊柩車のこだわりの部分は、「製作コンセプトである「ひかりといのち」です。

ひかりは仏の慈悲、いのちは万物を育てる太陽を意味します。

高輝度の最新LED照明とのコラボに彩られた棺室内はご遺族様と参列者の力々に深い感動を与えます」(前出・植木氏) 

注目を集めるのは外観だけでなく、ブルーに浮かび上がる室内のLED照明の部分だが、要望次第で企業ロゴやイメージなどをデザイン化することも可能なのだなのだという。 

他にも思いやりを体現するため、中いす付きリフトアップシート(4名乗り)を搭載可能で、身体の不自由な人や高齢者にも優しい本格的な豪華リムジン仕様となっているのも見逃せないポイントではないでしょうか。 
気になる価格について質問してみたのだが、基本的に葬祭業者向けの価格設定となるため、一般への公表はしていないのだそう。ただし、新車で20 00万円近い宮型霊柩車より安く1100万~1200万円ほどで購入できるとのことだ。 

クルマ好きな人なら人生の最後は、こんなクルマでお迎えされてみたい!?

みちびきにはほかにもバリエーションもあり!

アルファードEMU以外にもTRGでは洋型霊柩車を数多くラインナップしている。

兄弟車のヴェルファイアをはじめ、エルグランド、エスティマのミニバンモデルのEMU、レガシイツーリングワゴンをベースとしたアルバⅡ、寝台車となるヴェルファイアロータスなど。

軽霊柩車として(ハイゼットやサンバー、クリッパーなどもラインアップする。

また、センターストレッチリムジンではプリウスに先代シーマ、オーバーハングリムジンでは現行クラウンにマークXジオ、プラウディアなど。

ほかにはキャラバンやハイエースなどをラインアップしている。

ちなみに内外装のモディファイなども受付ているそうだ。