これまでクーペだった現行GT-Rに3種類のオープンモデル登場!?

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クーペモデルのみだった現行日産GT-Rに一気に3タイプものオープンタイプが登場した。と言えどもこれはアメリカでの話。

基礎モデルがどんなクルマでもオープンカーにしてしまうというアメリカカリフォルニア州職人集団、「Newport Canvertible En gineerlng」(NCE社)がこのほど、GT‐Rのオープンモデル「GT-RCon vertlble」を3種類も発表したのだ。

GT‐Rといえば’07年のデビュー以来、クーペのみのラインアップで販売されているパターン。

雑誌でもスクープ情報で4ドアモデルの存在について過去にレポートしてきたことはあったが、これまで追加されたことはないだろう。現行スカイラインクーペには北米でインフィニティG37コンバーチブル(日本未導入)があったが、GT‐Rのオープンが登場したとあっては気になる日本のクルマ好きも多いはずだ。 

そもそもGT‐Rにオープンモデルを製作しようとしたのはどうしてなのか。

NCE社CEOのアル・H・ザデフ氏によると、GT-Rを10台所有している中東に住むカーコシクターから「ぜひ自分のGT-Rをオープンモデルにしてほしい」との依頼を受けたことが引き金となったそうだ。

そこで、ザデフ氏はまずイメージスケッチをそのコレクターに見せようとしたところ、ほとんど見もせずに「すぐに実車を製作して見せてくれ」と言われたのだとか。 

NCE社はこれまでにレンジローバーやジャガーXJをオープンモデルにした実績があり、ほかにもデザインスケッチのみとなるが、6輪にしたフェラーリ599とロールスロイスファントムクーペ、それにキャデラックATSなどを手がけている。

それだけに自信を持って今回のオープンモデルを製作し始めたということ。 

最初に、NCE社が最初に仕上げたのが古典的なコンバーチブルモデルであるファブリックのトノカバーを備えたタイプ。

次にハードタイプのトノカバーをロールバーとカウルに取り付けたタイプを製作したそう。

けれども、製作を依頼したコレクターはこの2タイプの出来映えに満足せず、もっとゴージャスな雰囲気になるように要求したらしい。

そのため、最終的にはカウルを先に紹介したものよりも目立たせるようにした夕イプを製作。

ブラックのボディカラーやホイールとのマッチングも考え、最終的にコレクターはこの最後に紹介したタイプを選んだのだという。 

ついでに、この時に製作された3タイプのGT-Rコンバーチブルは、NCE社が世界中から注文を受け付けることになり、いまだにGT‐Rオーナーからの注文を待っているようだ。

その改造費は2万9500~4万9000ドル(約300万~500万円)で、納車までに約2ヵ月かかるという。

大分大がかりな改造のはずだが、意外に納期がかからないような気もする。 

で、日産広報部に聞いてみたところ、「GT-Rのオープンモデルを正式に出す予定はまったくありません。愛用者からそういった要望がまったくないというワケではないんですけど ……」とコメントしている。 

ふたたび、GT-R元開発者の水野和敏氏はこのコンバーチブルモデルをどう見たのか。

感想をうかがってみると、「はっきりと言って(GT-Rの)オープンなんて言語道断だね。

そもそもGT-Rは開発段階から上屋の剛性配分をふつうのクルマよりも上げて作った車。

あの上屋なくして、GT-Rの走行性能と安定性、乗り心地はあり得ない。なので私がGT-Rを出す時、クーペだけにしてオープンは設定しなかったんだよ。

そのショップに製作を依頼したオーナーはそのことをまったくわかっていないんだろうなあ。屋根だけ切って車を作るのなら誰だってできることなのにさ」とご立腹の様子でした。

ごもっとも。